こんにちは、酔いネコです。
縁あって美容皮膚科クリニックで数か月勤務していました。その際、AGA治療としてミノキシジルタブレットを希望される方が多いことを知りました。
皮膚科のガイドラインでは、ミノキシジルの内服については勧められないとされていますが、実際に服用した方の効果を見てトライしたいと考える方が多いようです。重大な副作用として、心臓血管系への影響が有名であり、問診段階でも特に注意を払う点ですが、内科医としては、肝臓に対する副作用も注意が必要だと思います。
特に肝臓は、「沈黙の臓器」と言われるように、自覚症状が出た時点ではだいぶ障害が進行していることがあり、取り返しがつかないこともありますので…
今回は、自宅で手軽に血液検査を受けられる『ケツケン』を活用して、肝臓を守る方法をご紹介します。定期的な検査を受けることで、早期発見が可能になりますので、ぜひご活用ください。
ミノキシジルタブレットの肝臓への影響について
ミノキシジルタブレットは、ヘアサイクルに作用し、成長期を長くしたり、眠っている毛包を復活させたりする薬です。
しかし、ミノキシジルタブレットは、日本の厚生労働省で認可されていない薬のため、添付文書がありません。また、2023年3月段階で、発毛に対する大規模臨床試験も行われていません。ですから、日本人に対する発毛効果および副作用の頻度ははっきりしていない状況と言えます。
AGAクリニックで処方されたミノキシジルタブレットで、実際に発毛効果があった方が身近にいると
その気持ち、よくわかります。
それならば、詳細なデータがない分、普段内服している認可薬よりも、更に副作用に対する注意が必要ですよね。
肝臓で代謝される薬は、どんな薬でも、肝臓に影響を与える可能性がある!ということを知っておかなければなりません。
薬局でも売られている第1類医薬品の有名な胃薬で肝障害を起こしたことのある私は、強く言いたい!!
頻度が低くても、自分に起こればそれは100%なんで、注意が必要です。
肝障害の徴候と症状とは?
肝障害の徴候や症状は、容易に認識できないことが多いです。
一般的に言われている肝障害の兆候には、疲労、吐き気、食欲不振、腹痛、尿や便の色の変化などがあります。また、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が出たりすることもあります。
もちろん、これらの症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けることが重要です。
しかし、疲労や吐き気は、肝臓に特有の症状ではありませんし、日常よく経験することなので、すぐになおるだろうと気にも留めないことが多いですよね。
また、尿の色の変化や黄疸のチェックは、どの程度が異常なのかわかりにくいというのが、正直なところです。
肝臓を守るために、どうすればよいのか?
用法容量を守ることはもちろんですが、こまめな血液検査で、数値の変化をみて、早期発見するしかないと思います。
- 理想的な検査プランとしては
内服前後で数値をチェックし、変化がなければ3か月毎にチェックをする
です。
- すでに内服中であれば
まず数値をチェックして、異常なければ3か月後のチェック
をお勧めします。
肝障害を早期発見するための検査「ケツケン」の御紹介
こまめな血液検査が必要ということは、おわかりいただけたかと思います。
では、どこで検査するのか?
- AGAクリニックを受診している、もしくは受診する場合は、そのクリニックで検査してもらうのが一番良いと思います。
- オンライン診療で処方されている、もしくは予定している場合は、自分で検査をしなければなりません。
そんな時におすすめできるのが「ケツケン」の生活習慣病検査です。
- 「ケツケン」は、自宅で病院レベルの精度の血液検査ができる商品です。
データは、スマホのアプリでも確認でき、グラフにすると推移がわかりやすく、万が一病院を受診する際も提示しやすくて安心です。
- 数値に異常があった場合(C;中度の異常またはD;医師へ要相談)、
「ケツケン」では、オンライン診療を受けることができます。
もちろん保険診療です。
万が一大きな病院に受診が必要な場合は、診療情報提供書(紹介状)を書いてくれるので、更に安心です。
詳しいレビューは、下記にまとめてあります。よろしかったらご確認ください。

まとめ
本サイトでは、AGA治療にミノキシジルタブレットを積極的にお勧めする意図ではなく、他の薬で効果がなく、藁をもつかむ思いでミノキシジルタブレットを服用される方が、少しでも安全に内服できるよう肝障害の副作用の面を掘り下げて記事にしました。
発毛効果が一日でも早くでるよう、祈っています(*^^*)