こんにちは。
人間ドックや健康診断の後、定期的に血液検査を受けていますか?
そんな、生活習慣病の検査を受けたいけれども時間が取れない方、また検査結果を早く知りたいという方に最適な『KETSUKEN ケツケン』をご紹介します。
本記事では、人間ドック・健診業務に20年ほど従事していた筆者が、血液検査を受けたいけれども時間がなくて困っている方に、『KETSUKEN ケツケン』のメリットとデメリット、そして体験してわかった検査を受けるコツについてお伝えします。
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『KETSUKEN ケツケン』は、銀座血液検査ラボが提供する、自宅で簡単・スピーディーに、高精度の血液検査が受けられるサービスです。
『KETSUKEN ケツケン』のメリットは、次の5つがあります。
『KETSUKEN ケツケン』のメリット
- 病院を受診する必要がない
- 採血は簡単・安全 しかも採血量が少ない
- 検査項目は生活習慣病を網羅
- 精度が高い(病院と同等の精度)
- 結果が早い
まずは、検査の必要性についてご説明します。
1年に複数回、血液検査をする必要があるの?
そもそも1年に1回は人間ドックや特定検診を受けているのに、追加して検査をする必要があるのでしょうか?
もちろん、20代の方ですべて正常(A判定)であれば、1年に1回の検査で良いと思います。
ただし、人間ドックや特定検診で、B判定やC判定が出た方は、追加検査の検討が必要です。
B判定は、軽度異常で気にすることはないと説明されます。
体調や生活習慣に変化がなければ、次年度の検査で良いのですが・・・
という、体調や生活習慣に変化があった場合は、血液検査をしたほうが安心です。
C判定の方は、もちろん血液検査が必要です。
人間ドックや健診の結果報告でわかりづらい表現ですが、『経過観察』というのは、同じ検査を指示された時期にもう一度受けて、データの変化を見てくださいという意味です。
Cの後に数字がついていて、3は3か月後に検査をするということになります。C12は12か月後に検査ですから、次年度の人間ドックまたは健診で経過を見るようにということです。検査時期の考え方としては、B判定と同じとなります。
次年度の検査は、会社からの案内があるので、キチンと受ける方が多いのですが、3か月後や6か月後となると、自分で予約を取って医療機関を受診する必要があり、忘れてしまう方が多いようです。
筆者が健診施設で勤務していた時も、経過観察を怠って、1年後にはとても悪化していたという方を何人も経験しました。
ですから、医療機関と同レベルの精度で、自宅で簡単に検査ができるのは、C判定が出た方にはとても有益なサービスだということになります。
検査をして改善していれば、そのままの生活習慣を維持して次年度の検査で良いですし、数字が変化がなしか、または悪化しているのなら、どうしても病院受診が必要という判断材料になります。
それでは、『KETSUKEN ケツケン』のメリットを順番にご説明します。
メリット① 病院を受診する必要がない
『KETSUKEN ケツケン』は、申し込みから結果の確認まですべてPCもしくはスマホで完結します。
購入方法
ホームページの自宅で採血ボタンをタップ

検査の申し込みボタン、もしくは検査種類から生活習慣病検査の詳細・購入ボタンをタップして進みます。

次に新規登録をします。

これは少量でも血液を採取することは、医療行為に当たるため、医師・看護師以外は他人に行うことはできません。ですから、あくまでも自分で行うということで、チェックが必要なんです。
後は流れに従って、個人情報の登録や支払い方法などを指定していくので簡単です。
登録と購入が完了したら、キットが届くのを待つだけです。
購入申し込みから3営業日で届きます。
検査
キットが届いたら
前準備:スマホでチルドゆうパックの集荷予約と保冷剤を冷蔵庫に入れます。
検査:自己採血
梱包:送られてきた箱に保冷剤と検体、ランセットなどをすべて入れて梱包します。
梱包が終われば、集荷まで冷蔵庫で保管します。
送られてきた箱に入れるだけなんで、簡単です。
検体を送る
自宅で日本郵便さんに手渡すだけです。
チルドゆうパックの送り状も準備されているので、送付先は箱に貼るだけです。
結果の確認
結果は、検体送付後3日以内にアプリに送られてきます。
メリット② 採血は簡単・安全 しかも採血量が少ない
採血に使う針をランセットといいます。
ランセットを指先にカチッと押し当てると、自動で針が飛び出してくるので、採血は一瞬で終わります。
小児糖尿病の患者さんは、自己血糖測定が必須なんですが、その自己血糖測定の際に使われるのがこのランセットです。ずっと使われてきたアイテムで、安全性は確認されていますし、針の長さは数ミリですから、深く刺さる心配はありません。
なんといっても、小児でも扱えることから、手技はいたって簡単ということが、おわかりいただけると思います。
それから、検査に必要な採血量は、0.06mlです。病院の検査では、生化学検査のスピッツは1本10mlですから、いかに少ない量かわかるかと思います。
メリット③ 検査項目は生活習慣病を網羅
『KETSUKEN ケツケン』の生活習慣病検査は、人間ドックや特定検診とほぼ同じ項目を検査できます。(残念ながら、貧血は生活習慣病に分類されないので、含まれていません)

糖尿病の検査では、空腹時血糖値が含まれていませんが、1~2か月間の血糖値を平均的に評価できるHbA1cが検査項目に含まれているので、遜色ありません。
個人的見解ですが、血糖値は、食事時間の影響を受けるため判定が難しいので、検査の目的から考えて必要ないと思います。
メリット④『KETSUKEN ケツケン』の精度は、病院と同等
自宅での検査は、少量の血液を用いて、それも郵送された検体での検査ですから、正確な結果が出るのか不安に思いませんか?
配送に伴うリスクについて
実際の人間ドックの現場についてお話しすると
自社で検査ができない小規模クリニックでは、検査センターに一括して検査を依頼しています。集荷後の午後の部などの検体(血液)は、冷蔵庫に保管します。
そんなデリケートな検体を、自宅で検査するいくつかのメーカーは、郵便ポストに投函する方式なので、測定値に影響が出るのではないかと思っていました(注:他社を非難するという意味ではありません。特許技術で温度および時間の影響を受けないのかもしれませんので)
その点『KETSUKEN ケツケン』は、血液は生ものと位置付け、保冷の上、チルドゆうパックでの集荷が義務づけられているので安心です。
血液量が精度に与える影響について
で血球を破壊せずに採血できる技術が報告され、特許も取得しているので安心できます。
メリット⑤ 結果が届くのが早い
内科外来で血液検査を受けると、結果は1週間後のことが多いですよね。
人間ドックでは3週間かかることも・・・
以上5点のメリットをご説明しました。
デメリット:値段が高め
自費診療なので、価格は高めです。
唯一のデメリットと言えます。
C判定で内科外来を受診した場合、保険適用となるので、血液検査だけならかなり安く検査が受けられます。
外来にかかる待ち時間や通院する手間を考えると、高すぎるというわけでもないと思いますが、これは個人の考え方次第といったところでしょうか・・・
以下レビュー記事に進みます。血液が映っている写真もありますので、苦手な方は飛ばしてください。
『KETSUKEN ケツケン』について、詳しく知りたい方は、下のバナーから公式ページに進み、ご確認ください。
【レビュー】『KETSUKEN ケツケン』を試してみました (5つのコツ)
準備編
クロネコヤマトの宅急便コンパクトで、キットが届きます。

中の箱は2重になっています。

この白い箱にキットが入っています。

検査セットの利用手順説明書で、内容の確認をしっかり行います。
チルドゆうパックのQRコードが入っているので、集荷日の予約をスマホで行います。期日および時間帯の指定ができるので、予定がわかっているなら早めの予約をお勧めします。
採血に取りかかる前に、中性脂肪を気にしている方は、ひとつ注意があります。
採血は食後3時間経過してからと記載されていますが・・・
中性脂肪は、もっとも食事の影響を受けやすいので、人間ドックと条件をそろえた方が比較しやすいからです。
採血
採血の前に、必ず動画を見て流れを頭に入れてから取り掛かるとスムーズです。
細かい手順は動画に任せるとして、注意が必要なとこだけ記載します。
血液採取容器を組み立てる

コツ①採取容器を組み立ててから、手を温めた方が良い
採血手順の説明では、お湯で手を洗ってから採取容器をセットすることになっていますが、緊張すると、せっかく温めた手が冷えてしまうので、いったん石鹸で手を洗って、採取容器を組み立ててから、手を温めた方が良いです。
ランセットの準備
ランセットは、合計4個入っています。

説明文で推奨されているのは、下の写真の丸いほうです。

赤矢印の部分を皮膚に押し付けると、針が飛び出してくる仕組みです。
コツ②丸い方がおススメ
両方使ってみましたが、丸い方が血の出かたがいいです。針が他方に比べてちょっと太いのか、少し痛みが強いです。細い方は、針が細くて鋭い感じ。バネも強い印象で、痛みはほとんどないのですが、血液の出かたが少ないので、説明文通り、丸い方がおススメです。
穴あきテープを指の腹にはる
穴あきのテープを指の腹にはって穿刺を行います。
穴あきテープは、ランセットを押し当てる目印にもなりますし、血液の防波堤的な役割もあるので、必ず貼りましょう。
穿刺
穴あきテープの真ん中にランセットを合わせ、カチッと音がするまで押さえつける。
コツ③一番痛くない穿刺の場所は、写真のように指の側面です。血糖値測定ではよく使う場所ですが、採取する血液量を考えると、指の腹が最適なようです。指先は神経が集中していて痛いですから、避けてくださいね。

ランセットで穿刺する際、指が逃げないように机の上に指を置きますが、机が高いようであれば、太ももの上に置いて穿刺するという手もあります。
コツ④穿刺される側の手は、心臓より低い位置に置くと、血液が出やすいので、太ももの上に置いて穿刺する方法もおススメです
血液採取
穴あきテープの穴と同じくらいに血液が出た時点で採取しましたが、1回の吸引では、吸引チップの黒い線までは到達できませんでした。
動画のように絞って吸ってを繰り返し、4回目でやっと到達しました。

指先に絆創膏を貼ってから、採血容器のキャップを閉じます。ここでもたもたすると血だらけになっちゃいますよ。
コツ⑤絆創膏は剝がしやすいように、外袋から出して半分準備しておく
以上で、注意が必要な手順は終わりです。
梱包・配送
後は説明通りに、検体容器を軽くふって血液をなじませ、プチプチの袋にいれます。
保冷剤を下に入れた白い箱に、すべてのランセットと検体容器入りの袋を入れて送り返すだけです。

とても簡単でした。
参考までに、使用済みのランセットは、赤丸部分が引っ込んでいて、二度使えないようになっています。針先も収納されているので安全です。

因みに、24時間たった穿刺部位ですが ちっちゃな点が残っているだけで、痛みはありません。もちろん生活への支障はありませんでした。
下の写真は、採血に使った部位で、同梱されていた絆創膏を使いました。

次の写真は、ランセットの比較のために穿刺した部位です。普通の絆創膏を使ったので、圧迫が弱かったのか、少し青あざになっていますが痛みはありません。

結果の確認
検体の受付が完了するとアプリの表示が変わります。

筆者は2022年11月6日の夕方集荷で、翌7日17時30分には検査完了メールが届きました。
写真のようにわかりやすく表示されています。

異常値については、検査項目の解説と、日常生活のアドバイスが書かれています。

今回は、一番悪い判定がγーGTPのB判定だったので提示できませんが、赤レベルなら病院受診の指示が出るようです。
まとめ:『KETSUKEN ケツケン』は、自宅で病院レベルの血液検査ができる便利なサービスです
『KETSUKEN ケツケン』を利用すれば、自宅で簡単・スピーディーに高精度の血液検査を受けることができます。
生活習慣病は、遺伝的素因にプラスして生活習慣から発症する病気です。悪くなる前に生活習慣を改善すれば予防できる病気でもあります。こまめな検査で具体的な数字を把握し、生活習慣を整えるモチベーションをアップさせれば、生活習慣病の回避につながるとても有益なサービスだと思います。
ご興味がおありの方は、下のバナーから公式サイトに進み、詳しい内容をご覧ください。
長い記事になってしまいましたが、お付き合いいただいてありがとうございました。
今回の記事が、皆様の健康維持に、少しでもお役に立てることを祈っております。