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狂犬病予防接種についてのあれこれ

 

狂犬病予防接種

毎年、4月になると愛犬のための狂犬病の予防接種の案内が届きます。

新年度になったんだなぁ!と季節の便り的に感じるとともに、

狂犬病の予防接種って必要?

狂犬病にかかったって話、聞いたことないし・・・・

なんて、思いません?

私はすっごく面倒くさく感じていました。

調べてみると、予防がとっても大事な、人にも動物にも怖い感染症だったんです/(-_-)\

狂犬病は人畜共通感染症

狂犬病ウイルスが原因の人も哺乳類の動物もかかる感染症です。狂犬でも、猫もかかるらしいです(驚)人から人への感染は、臓器移植など特殊な状況がない限りありません。人の感染源となる動物は、ほとんどが犬です。一旦発症すると、ほぼ100%死に至る、恐ろしい病気です!

日本では、撲滅されています。

1957年以降、人にも動物にも発生はありません。ただ、輸入感染として東南アジア旅行中に感染された方がいました。

予防接種は必要?

約60年も発生がないのであれば予防接種は必要ないのでは?どうして犬だけ必須なの?と疑問に感じてしまいますが・・・・ 厚生労働省のホームページによると、

狂犬病は全ての哺乳類に感染しますが、特にアジアなどの流行地域での主なまん延の原因は犬です。世界中で狂犬病に感染する人の9割以上が犬から感染していることを見ても、人への被害を予防するために、犬の狂犬病をコントロールすることは有効です。日本でも万が一狂犬病が侵入した場合に備えた国内対策として、(1)飼い犬の登録と(2)飼い犬への狂犬病予防注射、(3)放浪犬の抑留を実施しています。

なるほど、国内に侵入した場合の対策にもなっているというわけですね。 狂犬病予防法で、予防接種は飼い主の義務で、行わなかった場合は、20万円以下の罰金の対象になるようです。

副反応が気になるところですが

平成27年の報告では、4,688,240頭の接種に対し18件の事例(0.00038%)があったようです。

感想

狂犬病は、発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい感染症です。予防接種というと、副反応が気になります。いくら副反応の発生率が低いとは言え、愛犬におこらないとは限りません。

でも最近問題になっている麻疹が、1人の外国人旅行者から広がって、沖縄県内だけでなく日本全国に流行が危惧されていることを考えると、海外からの侵入は考えておかなければならないと思いました。

予防接種を受けたからといって、100%かからないというわけではないと思いますが、リスクマネージメントとしては、必要だと感じました。厚生労働省ホームページ狂犬病に関するQ&A