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【非常食・備蓄食①】自宅避難の朝食3日分プラン・レビュー付き

こんにちは。

今回の記事は、非常食・備蓄食についてです。

防災のプロでもない筆者が、なぜ今回のテーマに選んだかというと、

非常食に関するアドバイス記事はたくさん見かけるのですが、、

結局どうすればいいのか、よくわからない!

からです。

 

非常食・備蓄食に関する内容をまとめると、

非常食は最低3日分は用意する

被災当初は、火を使わないで良いものを準備

非常食備蓄食はローリングストックを基本とし、普段使うものを準備する

この3点に尽きるかと思います。

 

じゃ 何を準備するか?

非常食セットを見てみると、確かに火を使わない便利商品が並んでいますが、普段食べないようなものも含まれていて、ローリングストックができるのか疑問です。

筆者は、自分の食生活とかけ離れていて、

そもそもこのラインナップで、災害時を乗り切れるのか?

と不安に思いました。

というのは、

口に合わない食事を、我慢して食べ続けるメンタルの強さはないし、

むしろ食事やおやつで、ほっとしたいタイプ

だからです。

非常食の定番、乾パンは、硬くて顎がつかれるので、おやつ感覚でちょっとつまむ程度しかできない軟弱者でもあります。

ですから、普段の食事パターンをもとに、災害時も乗り切れそうな非常食メニューを、考えてみました。

 

本記事では、自宅避難を前提とした、非常食・備蓄食を、通常の防災サイトとは目線を変えて考えていきます。

今回は朝食メニューの検討です。

これから数回の記事に分けて検討していきますので、非常食を選ぶうえで、参考になれば幸いです。

メニューを3日分考える

なぜ3日分なのか

どのサイトにも書かれていますが、災害発生後、物流支援を受けられるまでに最短で3~4日後と想定されているため、その間を乗り切るための最低3日分の非常食が推奨されています。

ですから、その基本の3日分のメニューを考えます。

後はこのメニューを繰り返していけばよいし、被災後の環境が整えば選択肢も増えてくるので、最低限の組み合わせメニューを検討することとします。

メニュー(食品の組み合わせ)は、一日単位ではなく、朝食・昼食・夕食という食事時間別に検討します。

食品のレビューは人気食は色々なサイトで実食レビューがされているので、あまり取り上げられていないようなものを中心にレビューします。

食習慣の振り返り

筆者の朝食習慣

そもそもふだんから朝食は軽めで、お茶づけとかパンまたはシリアルを食べています。

食事メニューとしては、非常食の主力である炊き込みご飯はたまにしか食べない上に、おかゆは単独では食が進まず、何らかの味付けが必要なタイプです。

3パターンを決める

食習慣から考えて、朝食は、パン ごはん系 シリアル系の3種類からそれぞれ一つずつセレクトすることにしました。

3系統であれば繰り返しても普段の食生活と大差ないので、飽きないと思うので・・・

 

パン

長期保存用のパンは、各社色々な種類が販売されています。

正直、味には大差はなさそうです。

容器で選ぶとすると、缶入りかレトルトかということになります。

レトルトは容器を捨てやすいメリットがあります。レトルトが出始めのころは、長期保存はどうしても缶入りが優れていましたが、今は7年保存のレトルトもあるので、保存面でも大差はなさそうです。

 

味で選ぶとすると、甘味があるかないかです。

甘みのあるデニッシュ系が主力ですが、シンプルなコッペパンもあります。

 

栄養面を重視すると、少量で効率よくカロリーが取れるタイプ

それから、栄養バランスに優れているベースブレッドも視野に入ってきます。保存期間は、常温で約1か月と保存食としては短いのですが、通常から食事の一部として取り入れている方なら問題にはならないかと思います。

 

筆者の場合:普段から菓子パンやトーストにジャムをつけて食べているので、甘いデニッシュを選択しました。できれば食べてみたいのですが、結構値が張るので、レビューサイトを見て、安心のボローニャさんのパンを備蓄しています。

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後処理がしやすいレトルト入りが人気ですが、パンの缶は魚の缶詰のように臭いがついていないので、洗わないでも再利用できると考え、あえて缶入りを選びました。

 

シリアル系

シリアル系の非常食は、調べてみるとあまりありませんでした。

通常販売されているシリアル自体が、未開封であれば数か月持つので、それをローリングストックするというものがほとんどでした。

でもシリアルでいちばん困るのは、一度開封すると湿度に弱い点です。特に個包装は少ないので、ひとりで消費するにはちょっと厳しい・・・

ですから、一食分に分かれている物という観点で探すと、アルファー食品さんの『サクッとライス』一択ということになりました。

カレースープとミネストローネがありますが、朝からカレーは厳しいので、ミネストローネをレビューします。

レビュー:サクッとライス

1袋498円(公式サイトでは単品販売があります)

特定原材料等(28品目)不使用で、アレルギーにも配慮されています。

 

スプーン付きで、スープの入った袋に玄米を入れるだけなので、容器もいりません。

 

加圧加熱殺菌で賞味期限は製造日から約5年半です。

かき混ぜたところ↓コーンやニンジン、玉ねぎの具が見えます。

レトルトの袋は、底面部分をしっかりと広げると安定するので、食器としても申し分なしです。

お味は、一般的なミネストローネです。

常温ですが、美味しいです。

玄米が香ばしく触感もサクサクしています。

混ぜてしばらくするとドロドロになるんじゃないかと思っていましたが、最後までサクサクでした。(サクサクだったので、粥とせずにシリアル系に分類しました)

スープが残ってしまうかとも思いましたが、ほとんど残らず絶妙のバランスです。

スプーンでしっかりと最後まですくうことができました。

これで野菜不足にはならないとは言いませんが、若干でも野菜感があって、気分的にもいいです。

これは備蓄食として使えますし、値段的にも平時に時々食べてローリングも可能だと思います。

 

 

ご飯系

朝からパックご飯やアルファ米を準備するのも面倒なので、封を切ってすぐ食べられるものを選びました。

白粥は苦手なので、味付きの貝柱おかゆを選びました。

レビュー:貝柱のおかゆ

1袋356円(税込み)

スプーンは付属していません。

 

アルファー食品さんは、アレルギーに配慮していて、この商品も特定原材料等(28品目)不使用ですから安心です。

歯茎でもすりつぶせる硬さということで、そしゃく機能にも配慮されています。

 

手で簡単に開封できます。

見た感じは、ちょっと硬めの普通のおかゆです。

香りも特にありません。

味は、ショウガの味が強くて、ホタテ貝柱の出汁はあまり感じられませんでした。

温めると、ショウガの香りが落ち着いて、ホタテ感が出てくるのかもしれません。

貝柱は、かたまりではなく繊維状のものがちらほら入っていました。全体的にトロっとしているので、米粒と一緒だとのどに使えることもなく、高齢者にも安心かなと思いました。

個人的には、朝食として冷たいまま食べるのは、厳しいと感じました。

 

レビュー:おかゆ+お茶漬けの素

非常時に水分は貴重なので、できるだけ飲料として使いたいという思いから、おかゆにお茶漬けの素を入れてみました。

白粥は、どのメーカーも差がないかと思い、スーパーのプライベートブランドの白粥を使いました。(写真は参考)

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おかゆもお茶漬けの素も2等分しました。

黒い容器は常温のまま、かき混ぜていただきました。

白粥の水分で、いい具合に溶けてくれました。あられは食べ終わるまでサクサクのままでした。

思ったよりもおいしいです。

むしろ、あられはこの方が美味しいので、常温でも全然いけます(*^^*)

 

白い器はお茶づけの素を入れてかき混ぜてから、今回は電子レンジで温めました。

スープ成分は、こちらも問題なく溶けました。

あられは、ちょっと柔らかくなっていました。食べ終わりには普通にお茶漬けを食べる時のように、だいぶふやけていました。

こちらは、いつも食べているお茶漬けです。

もちろん、朝食として十分使えます。

後始末のことを考えると、非常食を想定した長期保存用のおかゆの方が、レトルトにマチがついていて食器として使えるよう工夫されているので、少々お値段は高くなりますが、長期保存用を備えておいた方がよさそうです。

 

まとめ

筆者の朝食プラン

  • 缶入りのパン+野菜ジュース(常温保存)
  • サクッとライス
  • お茶づけ(白粥+お茶づけの素)

このプランだと、ローリングは5年に一回程度で済みそうです。長期保存食は値段が高めなので、お財布にも優しいですね。

同じ種類で揃えたい方に

朝食はごはん派の方:

白米プラスアルファ缶詰のおかずや梅干し+洋風炊き込みご飯(ピラフなど)+和風炊き込みご飯(わかめごはん)

種類を変えたり、おにぎりタイプがあるので、それと汁物を合わせてもよさそうです。

ご飯派の方は、アルファ米メーカーの非常食セットが色々な種類が入っているので最適かなと思います。

パン派:

甘いものとコッペパンなどの甘くないものを基本に、ジャムで変化をつける方法で乗り切れそうです。

シリアル派;

通常食べているシリアルを多めに準備するだけで簡単です。

シリアルと合わせる、またはかけるものは、常温保存の牛乳もありますし、他に豆乳やアーモンドミルク、オレンジジュースなども普段から準備しておくと便利です。

※シリアルにオレンジジュースをかけるというのは、筆者は初耳でしたが、シリアルのアレンジレシピによく紹介されていました。

どうしても温かいものが欲しい方に

常温の食事でも温かいお茶や味噌汁・スープが一緒だと、ホッとしますよね。

そんな時便利なのが、火を使わずに飲み物や食べ物を温めたりできる加熱パックがあります。リンクを張っておきますのでご興味のある方はこちらからどうぞ。

今回レビューできなかったので、今後使い勝手など試してみたいと思います。

 

今回は、朝食メニューについて考えました。次回は昼食メニューを取り上げてみたいと思います。

では、また(*^^*)