介護関連

【失敗例に学ぶ介護】福祉用具購入時は、まずケアマネージャーに相談すべし!

こんにちは。

家族が高齢になってくると、生活をサポートしてくれる介護用品(福祉用具)の購入を考える方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?

自宅まで配送してもらえるし、ネット通販での注文を考えてらっしゃいませんか?

ちょっとお待ちください!

お手軽にネット通販等で買っちゃうと、受けられるはずの給付が対象外!なんてことになりかねません(´・ω・`)

介護用品(福祉用具)の種類によっては、購入費の一部が戻ってくるケースがあります。また、介護保険を使えなくても、自費でレンタルできる物もあります。

介護サービスは、認定された介護度に応じて、利用できるサービスが決まっています。

介護レベルが高い状態、すなわち個人での介護が厳しい状態では、病院や老人ホームのケアマネージャーを通して、介護サービスを受けている場合が多いので心配いりませんが、注意が必要になるのは、介護レベルの軽い要支援レベルの場合なんです。

酔いネコさん
酔いネコさん
私は、「要支援レベルでは介護保険は使えない。」と思ってネット通販を利用したところ、後から給付の対象であったこと、そして販売店が指定外であることを知りました。

この経験から、今回お伝えしたいのは・・・・

福祉用具購入時は、まずケアマネージャーに相談すべし!

です。

【失敗談】私は、シャワー椅子と歩行器をインターネットで購入しました。

例1)シャワー椅子 約14,000円で購入。

12,600円(負担額1割のため)の給付があるはずでした(´・ω・`)

  • シャワー椅子は、本来なら給付の対象品なのですが、地元自治体の指定外のショップで購入したため、給付対象外となっちゃいました。

販売対象の福祉用具は、購入後購入額10万円を上限に、給付を受けることができる。

福祉用具とは

要介護者の日常生活の助けになる物・道具のことです。

厚生労働省のHPで、以下のように説明されており、要介護2以上の方に貸与が原則です。ただし、肌に直接触れるような物は、販売対象とされています。

【給付制度の概要】の②に記載されているように、年間10万円を限度として購入費を保険給付の対象となります。負担の割合は、収入に応じて1割から3割と決められているので、それぞれの負担額に応じて、購入費が戻ってきます。(償還払い)

この制度は、要支援と要介護1の方も対象ですo(^▽^)o

福祉用具販売店は、都道府県で指定されている。

販売対象品であったとしても、指定外の販売店では給付が受けられません。自分の都道府県の指定販売店なのかどうか、しっかりと確認が必要です。

購入だけであれば、ケアマネージャーを通さずに申請することもできますが、購入したい品物が給付の対象なのかどうか、まずケアマネージャーに、相談することをお勧めします。

酔いネコさん
酔いネコさん
例えば、シャワー椅子といっても、いろいろな機能・大きさがありますので、専門家の意見を聞くことも大切です。

例2)歩行器 約15,000円で購入。

介護保険を使わない自費レンタルでも、1ヶ月1,000円です。

  • 歩行器は、病院で使用していた歩行器の型番がわかっていたので、合わないということはありませんでした。

しかし、高齢者はいつまでも同じ介護状態が続くわけではありません。徐々に介護レベルが上がると考えた場合、歩行器が使えなくなって、車椅子が必要になるかもしれません。

同じタイプの歩行器は、1000円でレンタルできますので、購入費が15ヶ月分に相当することから考えると、「レンタルが良かったなぁ」と、後悔しました。

使わなくなった際の、処分方法を考えても、レンタルがおすすめです。

クロネコくん
クロネコくん
レンタル商品は、お店の方(福祉用具専門相談員)が、メンテナンスもしてくれますし、お試しレンタルもできます。

ケアマネージャーの探し方。

『ケアマネージャー』最近よく耳にしますが、一体どんな仕事をする人で、どこにいるんでしょうか?

ケアマネージャーとは?

ケアマネージャーは、正式名称『介護支援専門職員』です。

介護福祉士や看護師など、医療・介護の国家資格を持っている方が、ケアマネージャー試験に合格してなれる専門職です。資格は、都道府県単位の公的資格です。

ケアプランの作成や介護保険の申請代行等を行ってくれます。

一言で言うと、介護が必要な人、そしてその家族の強い味方と言えます。

ケアマネージャーは、どこにいる?

老人ホームや病院、そして地域包括支援センター及び居宅介護支援事業所に勤務しています。

自分でケアマネージャーを探す場合は、要支援レベルの軽い状態ということになりますので、地域包括支援センターもしくは居宅介護支援事業所に行くということになります。

色々調べてみると、地域によって地域包括支援センターのケアマネージャーが直接担当する場合と、地域包括支援センターから居宅介護支援事業所をいくつか紹介され、自分で選んでケアマネージャーを決める場合、支援レベルによって違う場合など様々でした。

私の父の居住地では、地域包括センターのケアマネージャーが担当してくれています。

いずれにしろ、地域包括支援センターを窓口にしたほうが話がスムーズに進むようです。

ケアマネージャーを探すには、まずは地域包括支援センターに行こう!

地域包括支援センターの探し方・・・・介護が必要な人の『居住地(市町村)』と『地域包括支援センター』で検索するか、市町村の福祉課に問い合わせると教えてくれます。人口によって設置数が違うので、複数ヶ所存在する場合は、住所によって細分されています。

くれぐれも、自分の居住地ではなく、介護サービスを受ける方の居住地です。

ケアマネージャーの費用

無料です。

全額介護保険から給付されるので、自己負担はないんです。

ケアマネージャーとの相性が悪かったら?

地域包括支援センターに相談するといいようです。

地域包括支援センターは、総合窓口の役割を担っています。

私の父のケアマネージャーは、地域包括支援センターのケアマネージャーです。1人が担当ということではなく、グループで担当するスタイルです。

担当のケアマネージャーが1人だと、その方の休みの時に支障がるので、グループ制にしているそうです。

酔いネコさん
酔いネコさん
以前、私も立ち会って相談が必要だった際、仕事の関係で土曜日の午後しか時間が取れませんでした。最初担当してくれたケアマネージャーが、その日はお休みだったので、別の方に来ていただいたのですが、情報もしっかり共有できているし、こちらの予定を優先していただけたので、とても助かりました。

まとめ

家族に介護が必要になった時、ついつい先走りしてしまうことってありますよね。空回りしないように、介護のプロであるケアマネージャーに、うまくマネージメントしてもらうのが重要です。

精神的、身体的そして金銭的な負担を少なくするにも、地域包括支援センターに足を運んで、そして必要があればケアマネージャーを紹介していただきましょう。