お役立ち情報

【介護情報】体験談からみる、介護付き有料老人ホーム入居時の注意点

こんにちは、介護真っ只中の酔いネコです。

『介護』って、親が高齢になれば避けては通れませんよね。

でも、その状況に置かれた時、知らないことが多すぎて困惑する場面が多々あると思いませんか?これまでに、私が経験した「先に知っていれば…」というような情報を、体験談(主に失敗談)を交えて記事にしていきます。

今回お伝えしたいのは、

入居検討時こそ、退去要件を確認すべし!

です。

『退去要件』とはなにか?

文字通り老人ホームを退去する及びさせられる理由です。

契約書に記載されており、『契約終了』という名前の場合もあります。

本人及び家族の希望、もしくは入居者本人の死亡による契約解除(退去)は、大きなトラブルにはなりません。

ただ、希望しなくとも『退去要件』に該当した場合は、契約終了すなわち退去させられます。

『退去要件』の主な例として・・・・

  1. 入居申込書に虚偽があった場合
  2. 月額利用料を滞納した場合
  3. 他の入居者及び職員に危害を加えた場合
  4. ○項:禁止又は制限される行為に掲げる行為を行ったとき

などがあります。

嘘は付いていないし、お金の問題もない、ましてや他人に危害を加えるなんてありえない。常識的に生活を送れば禁止行為は関係ないと、あまり気に止めずに簡単に流してしまうんですよね・・・・

ただ、ここで注意したいのが、④入居者が禁止又は制限される行為を行ったときということです。

章を変えて項目が記載されています。

禁止または、制限される行為について一部抜粋

一定期間以上の居室を不在にする場合

事業者(ホーム側)が、入居者との事前協議を必要と定めるその他の事項

明確な表現がなされていない部分は、色々な解釈がなされるため要注意なんです。

例えば、2ヶ月くらい入院して、戻ってこようと思ったら戻れなかった…等が考えられます。

ですから、一定期間以上って具体的には何ヶ月なのかの確認、事前協議が必要な例とは、どのような事が想定されるのかなど、確認が望ましいのです。更に、事前協議というと30日前など、ある程度の猶予期間があるのかどうかも確認が必要です。

特に他の施設に入院中の場合は、強制的に元の老人ホームのお部屋に戻ることはできません。病院の入院費とホームの入居費用が二重にかかったり、また退去する際に、入居一時金の返却が希望通りにいかなかったりする恐れがあります。

結構なお金が掛かるため、損をしないためにもしっかりと確認してください(`・ω・´)

 

では、私の例です。

実例

80代の父、要支援2、認知症症状なし。

車椅子を使っての移動するレベルで、脊柱管狭窄症の手術後の後遺症のため、激しい腰痛と腰から下のしびれ感に苦しんでいます。

2年ほど前から、地元の介護付き有料老人ホームに入居していました。

ある日、痛みに耐え切れずに、自己管理していた安定剤と鎮痛剤を多量に飲んで、意識レベルの低下で緊急搬送されました。

幸い、救急病院では2日で回復し、3日目に老人ホームに戻る予定でした。

しかし、退院予定日の朝、老人ホーム側から受け入れできないと言われ、退院許可は出ているものの、行き先がなくなってしまいました/(-_-)\

受け入れできない理由・即ち退去要件は、自殺企図を防げないからということでした。

救急病院からは、すぐに退院をするよう指示が出ており、行き先が急に無くなってしまい、またこのような事態を全く予想していなかったため、途方に暮れてしまいました。

酔いネコさん
酔いネコさん
私は離れて暮らしており、また父を引き受けてくれる親戚はいません。そのような親戚がいないから、高額な有料老人ホームに入居させていたとも言えるのですが・・・・

痛みのコントロールを十分に行う事と施設側での完全な服薬管理等により、自殺企図のリスクを下げた状態で戻る提案や、提携病院の包括病棟での入院、次の入居先が決まるまでの数週間単位でのショートステイなど、色々お願いしましたが全て却下されました。

酔いネコさん
酔いネコさん
他の入居者を傷つけたような人でも退去勧告から90日の猶予があるにも関わらず、当方は、介護レベルが悪化したわけでもないのに1日の猶予ももらえないのかと訴えましたが、だめでした・・・・

 

結局、救急病院のケアマネージャーの協力を得て、近くの病院に移り、約5週間で次の行き先を決めて転居、現在に至ります。

私の失敗したポイントは・・・・

①自分のお部屋があれば、病院退院後は必ず戻れると思っていた。

父が入居していた有料老人ホームは、県内でも一番の高級老人ホームでした。スタッフの配置が厚く、パンフレットに記載されている対応できる疾患が多岐に渡っており、要介護5まで受け入れ可能との話だったため、人工呼吸器を使っているなどの生死に関わる状態以外では、受け入れ拒否はないと思い込んでいたんです。

でも、今回のケースでは、うつ病も考えられるので、うつ病は入居させられないと施設側から言われました。また、自殺企図は想定外だと…

介護レベルが変わったり、認知症の症状が出てきた時など色々な状況が考えられます。また、今回のような、想定外のことが起きる・起こすこともあります。ですから、誰がどのように判断して退去の指示が出るのか、確認が必要です。

②提携病院があれば、緊急時には必ず対応してもらえると思っていた。

入居していた老人ホームは、病院と提携(正確には、提携病院の院長婦人が運営している老人ホーム)しており、緊急時はその病院で受け入れてくれると思っていました。また、包括病棟もあることから、万が一、体の状態が良くない場合も、老人ホームに戻れるレベルに安定するまで、入院させてもらえるとも思い込んでいました。

契約書にも書かれていたことなので、確実に提携病院が診てくれると思っていましたが、夜間や早朝の時間帯はその限りではないと、説明を受けました。

緊急時の対応は、提携病院の開院時間帯のみなのか、24時間なのかを確認が必要です。

③退去要件にない想定外のことが起こるとは、文字通り想定していなかった。

退去要件に無い想定外の事態が起きた場合、どのような取り扱いになるのか確認していませんでした。

何らかの問題が起こったときは、解決策の相談する場があるのかどうか。早急に退去が必要な場合、サポート(今回の場合は、次の行き先を探すことと、目処が付くまでの時間的猶予を与えること)をしてもらえるのか、急にホームを放り出すようなことはないのか、しっかり確認しておいたほうが良さそうです。

 

いくら離れて暮らしていたとはいえ、父がそこまで追い詰められた状況だとは気がつかず反省しました…

ただホーム側も、看護及び介護に手厚いと宣伝文句にしているにも関わらず、痛みがコントロールできていない点や本人が苦しんでいる点など把握できていなかったというのは残念すぎます。

 

今回、次の行き先探しを優先して行動したため、契約終了の手続きが遅れてしまいました。

結局約5週間後に、契約解除の書面を交わしたのですが、その間は勿論入居費の支払いが必要でした。法律上は当然なのですが、無駄なお金を支払った感じで、何となく納得できませんでした…

父は、月払い方式で入居していたので、1ヶ月分の入居費の支払いはありましたが、他金銭のトラブルはありませんでした。しかし、前払い方式で数千万の支払いをしていると、手元にもどる金額のトラブルも散見されます。契約解除のタイミングによっては、大損をしかねないので、契約書をよく読んで、『退去要件』に当てはまるのであれば、速やかに契約解除の手続きを進めたほうが良いと思います。

まとめ

介護付き有料老人ホームは、終の棲家のイメージが強いのですが、亡くなるまで居られるわけではありません。(看取り可の施設もたまに見かけますが)

施設によって、『退去要件』は多少差があるかと思います。ただ、やっと入居した老人ホームを急に退去させられると、本当に困ります。ですから退去させられる状況を、具体的に把握しておくと、事前にホーム側と相談も出来るでしょうし、何よりも慌てずに済むと感じました。

入居時は、ホームの立地や雰囲気、食事やリハビリなどのサービスに目が行きがちですが、あえて、『退去要件』を確認しておくのも大切です(`・ω・´)

 

参考:相談した窓口

△県の国民健康保険団体連合会・市役所の介護長寿課・社会福祉協議会 福祉サービス運営適正化委員会

「法的拘束力はないので…」と、私の場合はあまり話を聞いてもらえませんでした。

私は、退去をできるだけ速やかに行うつもりでした。しかし、如何せん離れて暮らしている状況から、1日2日で退去するのは、現実的に無理でした。ですからせめて1週間でも時間的猶予が欲しいという希望で相談したのですが、結局クレーマー的に扱われました…

◎全国有料老人ホーム協会

最後にご相談した窓口です。

親身になって話を聞いて下さり、客観的なご意見とアドバイス、そして当方の不満点と希望をホームに伝えてくださいました。

結局、当方の希望は全く受け入れられませんでしたが、ホームと当方の間に入って、速やかに動いていただいたので、心理的に支えになりました(・∀・)

 

 

 

 

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA