介護関連

【おすすめ】安全でおしゃれな介護靴『クラースCRAAS』【高齢者の靴選びのヒント】

こんにちは。

突然ですが、親世代(高齢者)の靴選びに困っていませんか?

足にむくみがあって、左右のサイズが違うし、また毎日変わるので、ぴったりな靴がない
通販サイトで、サイズをしっかり測って買ったのに、実際に履いてみるとイマイチだった

などなど、悩みが付きません。

それに良かれと思ってリハビリシューズ(介護靴)を買ってあげたのに

母に、安全を考えてリハビリシューズを買ってあげたら、年寄臭くていやだわ!と言われた
いかにも介護靴というデザインで、がっかり

なんて、言われることも・・・

本記事では、高齢者の靴(介護靴)に必要な機能についての解説と、必要な機能を十分備えながらも、おしゃれを忘れてない介護靴ブランド『CRAAS クラース』をご紹介します。

執筆者について

改めまして、当ブログ管理人の酔いネコです。

2022年11月現在、フリーランス医(内科医)です。国立大学→大学病院・公立病院→人間ドックセンター→フリーランス

公立病院勤務時代は、足にトラブルを抱えやすい糖尿病の方の診療に従事しておりました。また、母親の介護の経験から、高齢者の靴選びについて、参考になればと思い、今回の記事を執筆しました。

介護靴に必要な4つの機能

まず、高齢者の靴(以下介護靴と書きます)に必要な機能は、大きく考えて以下の4つです。

転倒リスクを低減

素材が柔らかい

サイズ調整がしやすい

履きやすく・履かせやすい

それでは、1つずつ御説明します。

転倒リスクを低減

高齢者の歩行の特徴は、

つま先が上がらずに、つまずきやすい

アーチが変形していて、歩行が不安定

です。

加齢に伴い筋力が低下し、つま先が上がりにくくなります。

年を取ると、ちょっとした段差につまづくという、あれです。

それから、腰が曲がったり膝が痛いなどの影響で,すり足になりやすことも、つま先が上がらない原因のひとつです。

靴のつま先部分が、軽く反って上がっている(トゥスプリング)と、つま先の上げをアシストして、つまづきにくくなります。

次にアーチというのは、足の生理的な3つのカーブのことです。

足のアーチ説明図

このアーチには、3つの役目があります。

体重をバランスよく支える体幹維持の役目

歩行時の力を伝えるバネの役目

歩行に伴う衝撃を和らげてくれるクッションの役目

加齢によってこのアーチが変形すると、役目を果たせずに不安定な歩行となるわけです。

転倒リスクを低減するためには、このアーチをインソールなどでサポートする必要があります。

素材が柔らかい靴

高齢者の足は、むくみがあったり皮膚が薄くなりがちなので、つま先部分に余裕があることはもちろん、親指などの靴に当たる部分は、あたりのやさしいクッション素材が最適です。

通気性が良ければ、なお良しです。

サイズ調整がしやすい靴

高齢者は、前項でも書きましたが、足がむくみやすいです。

このむくみ、左右で程度が違います。

日によっても、時間帯によっても違うので厄介です。

ですから、左右の足それぞれにサイズの微調整ができる必要があります。

介護靴のほとんどが、マジックテープを使用しているのは、このためです。

履きやすく・履かせやすい靴

靴を履くのに、いちいち手間取ると嫌になりますよね。

また、自立されている方の靴であっても、状況によってはお手伝いが必要になることもあります。

履き口がひろいと、履きやすく履かせやすくなります。

以上の4つが、介護靴に必要な機能です。

 

こそもそも介護靴は、安全第一!おしゃれなんて気にする必要があるんでしょうか?

介護靴におしゃれは必要か?

おしゃれはもちろん必要だと思います。

介護施設に、美容師さんや化粧部員さんの訪問ボランティアのニュースを時々見かけますが、施術後の入所者の方の嬉しそうな笑顔が印象的です(*´▽`*)

個人的な経験をお話しすると

筆者の母は、服飾関係の仕事をしていた関係上、とてもおしゃれな人でした。

外出時に、介護靴を履くのがたまらなく嫌で、手持ちの靴は履けないのだろうかと、色々試しては落胆していました。

介護靴が気に入らなかった理由は、

誰が見ても一発でわかる『ザ!介護靴』という典型的な形でした。

家族としては

安全第一で、靴なんか気にしないでいいと思っていたのですが、気分が滅入って、次第に外出も嫌がるようになってしまいました。

高齢者にとって、自宅にこもりきりになるのは、筋力の低下もきたしますし、認知機能にも影響が出やすくなります。

ですから、生活の彩りという面で、おしゃれは必要だと思います。

 

それでは、介護靴に求められる機能を満たし、かつおしゃれをあきらめないというコンセプトの介護靴ブランド『クラース』をご紹介します。

クラースをお勧めする理由

オリジナルの木型と3Dインソール

クラースは、オリジナルの木型と3Dインソールにこだわって作っています。

木型は解剖学的な足の構造とその働きを考えて作られています。かかとからつま先にかけて、内側に緩やかなカーブを描いていて、足が自然な状態になるよう工夫されています。

つま先部分にゆったりと余裕があるので、多少変形があっても痛くならないようになっています。

3Dインソールは、低反発素材を使用しており、足底に吸い付くように、そして足のアーチにフィットするように、足底全体で体重を支えます。

低反発素材なので、かかとの衝撃も吸収してくれます。

内側はスポンジ素材を使用

親指や小指など、肌に当たる部分は、クッション性に優れた、やわらかいスポンジ素材です。

サイズの微調整が可能

マジックテープとインソールの取り外しでサイズを調節できます。

酔いネコさん
酔いネコさん
メールで確認したのですが、ショップでは、マジックテープやインソールで靴のサイズ調整ができない場合は、片足ずつ違うサイズの購入相談にも応じていただけるそうですよ。

どの靴も履き口が広い

これは、どの介護靴にも共通した構造ですが、履き口をマジックテープにして大きく開くようにされています。特に、甲のかぶせが大きいので、足入れの簡単さとサイズの微調整が可能になります。

甲のかぶせは、足をしっかりとホールドすることにも一役買っています。

以上のことから、『クラース』の靴は、介護靴に求められるポイントを、すべてクリアできていると考えられます。

では、デザイン面はどうでしょうか・・・

『クラース』のデザイン面は?

デザイン性については、一見して介護靴に見えない点が良いと思います。

ホームページの、デザイナーの紹介によると、イギリスでシューズデザインを本格的に学んだ方のようです。

丸みを帯びたデザインは、好みが分かれるとは思いますが、カタログと実物を履いた印象は違いますので、実際に試してみるということが大事かなとも思います。

 

クラースがおススメということはわかりました。でもお高いんでしょ

介護靴『クラース』の値段は?

代表的な介護靴メーカー(T産業のあゆみ)と比較してみました。価格はセールで変動しますので、参考程度にご確認ください。

クラースは、価格帯が高めです。急がないのであれば、公式ショップではセールが時々開催されるので、値段が下がったタイミングに購入するのも良いかと思います。

靴の通販は心配なので、どこで売ってますか?

購入は、実店舗と通販で可能

クラースは、大学病院に実店舗がありますが、オンラインショップが便利です。

靴の購入は、ためし履きをしてからが安心ですよね。

特にむくみが出やすい方は、起床時や夕方に履いてみるのが良いのですが、なかなかその時間に店舗に行くのは厳しいかと思います。

そこでおすすめなのが、コンシェルジュサービスです。

コンシェルジュサービスとは

1回550円で、いくつかのモデルを自宅で試し履きできるサービスです。オンラインショップでコンシェルジュサービスを購入すると、コンシェルジュからお電話をいただけて、靴のモデルの相談や要望などを聞いてくださるそうですよ。うれしいことに、購入しなかった商品の返送料金は、クラースショップが負担してくださるそうです。

まとめ

高齢女性の靴選びでお困りの方は、『靴選びをあきらめない』というコンセプトのもと作られたブランド『クラース CRAAS』を、一度ご覧になってはいかがでしょうか?

安全のためにあきらめていたおしゃれ心を、きっと満足させてくれると思いますよ(*^^*)

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