こんにちは、酔いネコです。
今週楽しんだ日本酒は、愛知県丸石醸造さんの『二兎 純米大吟醸 愛山四十八』です。
二羽のウサギのラベルで、前から一度飲んでみたいと思っていたのですが、やっとタイミングが合いました。
それも大好きな愛山です。
では、開栓です。
栓を開けると、プシュと音がしました。

グラスに注ぐとフルーティーな香りが広がります。
香りは結構強いです。
ひと口目・・・
「ぐわっ」と酸が口の中に広がって、刺激が強いです。
これはちょっと無理なタイプのお酒か・・・

裏ラベルによると、二兎は❝時間の経過❞ ❝温度の変化❞ ❝空気とのふれあい❞により様々な顔を見せるお酒らしいので、時間の経過を見てみることにしました。
2日目
酸の刺激が丸くなって、飲みやすくなりました。
これはうまい(*´▽`*)
愛山の特徴である甘味が強くなっているのもうれしい変化です。
3日目
意外にも、香り・旨味・甘味ともにフラットになった印象です。
4日目
ちょうどいい感じに甘味と旨味がアップして、濃厚で美味しいお酒です。
あまりに美味しくて、スイスイ飲んでしまいました。
温度変化や食べ物とのペアリングも試してみようと思ったのですが、空になっちゃいました・・・
素人の私には、二兎を十分に味わい尽くせていないと思うのですが、
❝二兎を追うものしか二兎を得ず❞
名言だなと、実感させられる味わいでした。
参考程度に載せている、いつもの味わいグラフですが、表現が難しくて、
味わいが濃厚なので、醇酒に入れましたが、香りも十分に感じます(*’ω’*)

二兎は今回初挑戦なので、簡単にまとめておきます。
丸石醸造は、約330年の歴史がある蔵です。
二兎以外に三河武士・家康・長誉などの銘柄があります。
この二兎は、愛知県以外の方にも味わってもらいたいと、2015年に誕生した新しい銘柄です。
以下、丸石醸造のHPから引用
「二兎追うものしか二兎を得ず」をコンセプトに、「味と香」、「酸と旨」、「重と軽」、「甘と辛」、「入りと後味」、「複雑と綺麗」…など、一見すると二律背反する二つのコトガラが最高のバランス・味わいになるように造っています。二兎の共通の特徴は「新鮮さ」「後味の良さ」「食との融合」です。 新鮮さが、起承転結すべての場面においてスムースで安定した味わいを感じさせる事ができ、後味の良さが、心地よい物語の完結とともに次の一杯を要求させます。 そして二兎を楽しむ時、まずはお酒だけ、その後食事と合わせての2つのパターンをお試しください。食とのペアリングが二兎をさらなる高みへと羽ばたかせます。
「空気との触れ合い」「時間の経過」「温度の変化」によって様々な表情を見せる二兎は、1杯の華やかさより、1本を飲んで輝きをはなつお酒でありたいと考えています。
冷蔵庫のキャパが許すなら、一升瓶を買って、色々な変化を楽しんでみたい!そんなお酒です。