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【今週の日本酒】山口県長州酒造『天美』人気が出るのも納得!まるでフルーツのようなフレッシュさ!

こんにちは、酔いネコです。

今週は、山口県長州酒造さんの『天美』を楽しみました!

山口県長州酒造の代表的なお酒『天美 純米吟醸うすにごり生原酒 (通称桃天)』は、近頃とても人気を集めています。

本記事では、『桃天』の紹介とレビューをしつつ、『天美』シリーズについてまとめます。

ひと口でファンになってしまった『天美』の魅力を、少しでもお伝えできれば幸いです。

『天美』を醸す、長州酒造とは?

廃業の危機にあった下関の児玉酒造を、きれいな水が縁となって、太陽光発電の長州産業株式会社が事業継承する形で、2019年に長州酒造が誕生しました。

酒蔵と酒造設備は一新し、杜氏に「いりこ酒」の開発などで有名な酒造家・藤岡氏を投入、そして新しい銘柄「天美TENBI」を立ち上げました。

地元のお米にこだわり、地域の魅力を引き出す事業として、新たなスタートを切りました。

藤岡氏は

いつもそっと寄り添うような、心を癒すお酒を目指して、1つ1つの小さな工程を丁寧に積み上げる

と、魂のこもった日本酒造りをモットーに掲げています。

名前の由来とは?

日本古来の神様である天照大神(あまてらすおおみかみ)の“”と、酒を意味する美禄(びろく)の“”を取り、『天美 てんび』と名付けられました

長州産業は、太陽光発電パネルメーカーだけに、太陽つながりですね(*´▽`*)

個性的なラベルの模様は?

お酒造りの過程で醪(もろみ)が一番活発に、発酵している状態を表したものだそうです。

『桃天』の感想レビュー

ポン!という音とともに開栓です。

フルーティーな香りがひろがります(*´▽`*)

グラスに注ぐと、まさにうす濁り!オリはほとんどありません。

口に含むと、ピチシュワなガス感とともに、クラウンメロンのような香りが口いっぱいに広がります。

お酒の感想サイトでは、桃のような味わいという表現をよく聞きますが、私にはメロンのように感じました。

甘味・酸味のバランスがとてもよく、まるでフルーツを食べているような味わいです。

甘味は軽やかで、後残りしません。

わずかな苦みとともにスッキリ切れていきます(*’ω’*)

純米吟醸なんですが、純米大吟醸のようなキレイなお酒です。

酒蔵からのメッセージが・・・

開けたては、炭酸ガスを含んだフレッシュ&ジューシーな味わい。
開栓から3日目以降は、ガスが抜けてまろやかな味わいがまとまってきますので、開栓後の味わいの変化もお楽しみください。

ここでまさかの失態!!

酔いネコさん
酔いネコさん

あまりに美味しすぎて、4合瓶を1日で飲んでしまいました。

味の変化を楽しみたかった(*_*;

『天美』のラインナップと飲む順番とは?

ラインナップ

  • 定番酒

特別純米酒(黒天)

純米吟醸酒(白天)

  • 季節限定酒

新酒  純米吟醸 にごり生(雪天)

純米吟醸うすにごり生原酒(桃天)

※黒天・白天の生原酒も季節限定で販売されます

※過去には、瀬戸内4県の代表的な酒米を使った純米大吟醸シリーズも発売されました

特別純米(黒天)

  • 蔵元からの説明:フレッシュで穏やかな香りと、滑らかでやわらかい甘みと酸味、食事に寄り添える日本酒を目指します。特別純米(黒天)は少し酸味があり、どんなお料理にも合うような食中酒として造られています。
  • データ:麹米に、山田錦。掛米は、西都の雫・山田錦を使用 精米歩合60%

純米吟醸(白天)

  • 蔵元からの説明:穏やかで爽やかな香りと、白ブドウのようなやわらかい甘みと酸味、柑橘を思わせるフレッシュさのある食事にあう日本酒を目指しています。食前酒としてもよく、フレッシュなお料理を味わうイメージです。
  • データ:酒米は、全量「山田錦」を使用 精米歩合60%

新酒  純米吟醸 にごり生(雪天)

  • 蔵元からの説明:純米吟醸(白天)のにごり生です。天美らしさを意識したさらさらとシルキーな口当たり、バランスのいい甘さと酸味が効いた軽快でキュートな味わいに仕上げました。
  • データ:酒米は、全量「山田錦」を使用 精米歩合60%

純米吟醸 うすにごり生原酒(桃天)

天美の2月~3月の季節限定酒。

  • 蔵元からの説明:純米吟醸(白天)のうすにごりです。豊かな風味、にごりの仄かな甘み、透明感のある酸、アクセントを添える微かな苦みとガス感のあるフレッシュなうすにごり生原酒です。
  • データ:酒米は、全量「山田錦」を使用 精米歩合60%

飲む順番は?

限定酒と出会ったら、完売の恐れがあるので、その限定酒から味わうことをお勧めします。

定番酒なら、HPに『天美』の顔と紹介されているように、『白天』から飲んでみたらいかがでしょうか。

『天美』のフレッシュな香りと味わいを満喫できるかと思います!!

今買える『天美』は?

2023年3月16日時点では、以下のラベルが販売されています。

『桃天』は、いつ完売するかわからないので、お早めにどうぞ!

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蔵元のHPには記載されていませんでしたが、精米歩合40%の純米大吟醸も販売されていました。米違いシリーズも、残り僅かですが下のタブから確認できます。

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まとめ

『天美』は、フルーティーな香りと飲み口から、日本酒が苦手な方にもお勧めできる銘柄です。

今回の記事を書くにあたり、藤岡杜氏の経歴を拝見したところ、『作』で有名な三重県清水清三郎商店の内山杜氏の元でも修行されていたとか・・・

通りで『作』好きの酔いネコに刺さる1本のはずだ!!と、妙に納得してしてしまいました(*’ω’*)