日本酒

【今週の日本酒2022年②】うつくしき日本の美しき日本酒!三重県・清水清三郎商店『作 なぐわし』

こんにちは、酔いネコです。

今週ご紹介する日本酒は、三重県・清水清三郎商店の『作 なぐわし』です。

ここ最近、清水清三郎商店の『作』は、ラベルを一新しただけでなく、新しい銘柄も次々登場しています。

今回味わった『作 なぐわし』もそのひとつで、酒造米である山田錦を東条産に限定し、ボトルはワインのボルドー型を使用した、見た目も味も興味深いお酒です。

外観は、ボルドー型ボトルに和紙を思わせるようなラベルをぐるりとまとっています。

切り込み模様が、背景の模様と相まって、洋とも和ともとれるような、不思議な存在感があります。

ラベルより…

『なぐわし』とは、「名前が気高く美しい」「素晴らしく高貴だ」という意味の、土地をほめたたえる古い言葉の形容詞です。艶やかで豊かでありながら、繊細な味わいと心地よい高貴な香りを合わせ持つことがこの日本酒の特徴です。

華やかな香りが特徴の『作』ですから、この説明を見ると、その高貴な香りに期待が膨らみます。

イザ、実飲!

開栓とともに、フルーティーな香りが漂ってきます。

マスカット? バナナ? いくつかのフルーツの香りが何層にも重なって立ち上ります。

思ったほど香りは強くなく、とても上品です(*^^*)

ひとくちめ…

口に含むと香りがまろやかに広がります。

山田錦の特徴である優しい上品な甘みが口中に広がった後、程よい酸味がバランスよく追いかけてきて、スルッと喉に落ちていきます。

後味は、『作』の真骨頂、あと残りせずキリっとした飲み口です。

お酒単独で、山田錦の甘味を楽しむのも良し、食中酒として魚介系と合わせるも良し、とてもバランスの良い、美味しいお酒です(*^^*)